Gloves for Cleaning

清掃やハウスクリーニングの現場において、手袋は欠かせないものとなっています。

病院や食品に触れる飲食店などと違う点として、お客様に対する衛生意識よりも、薬品や水、汚れから自身の身を守る目的で利用することが多い点です。

手を薬品などから遮断すれば素材は選ばないように思えますが、各シーンで最適な手袋はありますので、目的に合わせて素材を選択するのがよいでしょう。

ニトリル手袋は、耐久性も強く、フィット感もあり細かい作業に強い合成ゴムの手袋です。

例えば、浴室の清掃やトイレの清掃を行う場合、厚手のゴム手袋を利用するケースも少なくありませんでした。

ゴム手袋は薬品や水に強い特徴があるため、洗剤や水を使用する現場では、最適な手袋でした。

しかし、家庭で使用するような短時間の作業であれば問題ありませんが、ビルの清掃などを行う清掃業者様の場合、長時間ゴム手袋を使用しているシーンもおおくあります。

天然ゴムは、ラテックスアレルギーと呼ばれる、アレルギー反応により炎症が起こったり、喘息、場合によってはアナフィラキシーショックを発症するなど、長時間利用するとアレルギーのリスクにさらされる可能性のある素材でした。

ニトリルゴムは、そういったアレルギーリスクを低下させる素材で作られており、長時間の利用も問題なくかのうとなりました。

清掃・ハウスクリーニングの現場では、掃除機をかけるようなほこりや粉塵に対応する場面だけでなく、水と薬品を使用するシーンが多くあります。

例えば、ハウスクリーニングなどの場合、換気扇やコンロ回りの清掃、浴室の清掃。

オフィスビルの共有部分の清掃の場合トイレの清掃などが挙げられます。

そのどちらも、水と洗剤、特にトイレやダクト周りの清掃などは強い洗剤を使用するケースも多いため、できるだけ直接手に触れるリスクは避けたいものです。

ビニール手袋などの使い捨てのきく手袋はコストも安く何度も新しいものへ取り換えが可能ですが、それほど薬品に強くないものもあり、手が洗剤に直接触れるリスクもあります。

洗剤などの薬品から身を守る点では、ニトリルは最適な手袋といえます。

ニトリル手袋は、耐油性も高くハウスクリーニングの現場で発生するコンロ回りの清掃に最適な手袋です。

手袋の中には、この耐油性が低いものもあり、破れのリスクもありますが、ニトリルは耐油性は抜群に高いため、これらのリスクを避けることが可能です。

フランチャイズの飲食店で定期清掃などを受託している業者様などは、高所の油の染みついた換気扇の取り外しなど、耐油性と同時に細かい作業も求められるケースもありますので、こういったシーンにもお勧めです。

薬品に強い点をメリットとして挙げていましたが、一番薬品に触れるリスクが発生しやすいのが破れです。

ポリエチレンやプラスチック手袋でも薬品に強いものも多く存在しますが、耐久性が低く、結果的に破れや穴あきから水や洗剤が侵入し、手荒れが発生してしまいます。

ニトリル手袋は、耐摩耗性も穴あけにも強い手袋のため、長時間利用してもこういったリスクから手を守ることが可能です。

ニトリル手袋は清掃やハウスクリーニングの現場で、様々な耐久性が高いことから利用シーンも多い手袋ですが、反面コストが他の素材の手袋と比較して高いのも事実です。

利用シーンによっては、別の手袋でも対応が可能であるため、シーンに合わせて選択するのも一つです。

明成では、そんなニトリル手袋を無駄な中間マージンを抑えて直接製造販売しています。

他社様より安く導入が可能ですので、ぜひご利用ください。

PVC塩化ビニール手袋は、ニトリル手袋と比較するとやや厚みがあり、手先の感覚が優れた手袋ではありません。

そのため、人によって作業をしていて触るのが気持ち悪く感じるような清掃、例えばトイレの清掃や飲食店のグリストラップの清掃などを進める場合、少しごわごわしていてあまり触った感触の無いPVC塩化ビニール手袋は最適です。

PVCは特徴として、摩擦へも強く、ある程度の薬品や洗剤にも耐久性があるため、そういった箇所の清掃にも向いています。

また、触った感じがしにくい手袋ですが、フィット感はあるため、細かい箇所の清掃にも向いているとも言えます。

PVC塩化ビニール手袋は、破れや薬品に強いことから、ニトリルの代替品として清掃業界でも人気の手袋です。

何よりも、コストがニトリルよりも安いため、何度も使い捨てでご利用される清掃会社様やハウスクリーニング業者様にはコスト削減の観点でお勧めの商品です。

LDPEポリエチレン手袋は、つるつるとしていてニトリル手袋のようなフィット感はありませんが、着脱のしやすさから短時間の作業を伴う清掃・ハウスクリーニングの作業に向いている手袋です。

つるつるとした素材ですが、外エンボス加工された手袋もあり、つかむ作業にも向いています。

そして、何よりもコストが安いことで知られていますので、激しい摩擦の伴う作業には向きませんが、例えばホテルの一室ごとに清掃を進め、一室で一枚使う場合等の清掃や、個人単位でのオフィスやご自宅の清掃、飲食店やカラオケ店のお客様退店後の清掃など警備で、都度使い捨てる清掃に向いているかと思います。

ポリエチレン手袋の多くは、手首に絞りがなく、水の侵入も多いため、あまり水を扱う作業には向いておりませんでした。

ですので、除菌スプレーを吹き付け、からぶきを行うような作業に適しておりました。

明成では、お客様からのお声や現場での利用シーンに合わせて手首の絞りのついたLDPEポリエチレン手袋もご用意させていただいております。

これにより、多少の水を扱う作業にも耐えられるようになりましたので、コストも抑えながら様々な用途にも対応が可能かと思います。